はじめまして

はじめまして、FPV ドローンレーサーの岸本貴子です!

知人が 2017 年のハウステンボスや石垣島のドローンレースに出場し、それを動画で観戦したのがきっかけでドローンレースをはじめました。ドローンレースに出場するにはアマチュア無線免許など必要な事がいくつかあります。その年に無線免許を取得し開局、のちに包括申請。ちゃくちゃくとレースに向けて準備を進めました。
テレビを見ていると、ドローンで撮影した映像を見ない日がないくらい普及してきていますから、ドローンと言えば、まずは空撮系のドローンを思い浮かべる人が多いかも知れません。
が!
私が飛ばしているのはレース用のドローンなので、その空撮用ドローンとは全く違った飛び方をします。
レース用ドローンは、直線では時速 170 キロ以上の速度で飛びます。(最高速度はどんどん更新されています)しかし、難易度の高いコースをゴーグルで見る体感スピードはその何倍もあります。レースはフラッグやゲートなどを高速でターンしたり、ゲートをくぐったりし、そのタイムや周回数を競います。
大抵のレースは 3 機同時に飛ばし、抜きつ抜かれつのレース展開になると、とても見応えがあります。まるで空中戦のようで、よくスターウォーズなどの SF 映画のシーンに例えられます。手を伸ばせば掴めそうな距離を、猛スピードで競り合うのは迫力がありますよ ! 緊張感に包まれたスタート合図の音や、ラップを自動で読み上げる英語の音声。神経ギリギリの先にある透明なトランス状態。どれも私が初めてドローンレースを見た時に衝撃を受け、ハマった理由です。またレース用のドローンは、大抵自分で部品を選択して、自分で組み上げます。クラッシュするたびにペラを替え、痛んだモーターを替え、手をかけるので、とても愛着が湧きます。この間のレース前、私は初めて全損するほどの大クラッシュをしてしまいました。かなりへこんで、その後の飛ばし方にも影響が出てしまったほどです。でもその痛みからも立ち直り、がむしゃらに頑張ったので、前よりも丁寧にそしてスピード UP 出来ました
女性レーサーはごく少数ですが、男性レーサーの中でも通用するように頑張りたいです。たくさんのレース経験を積みたいのですが、関西圏ではドローンのレースは少なく、なかなか思うように参加できていません。置かれた環境が悪くても飛ばせることの有り難さをかみしめ、雑草のようにしぶとくがむしゃらに頑張っていきます。どうぞ応援よろしくお願いします !!